かつて合気道入門者全員に袴を最初から着けさせる時代があったようです。

男性の袴裾は「前下がり」が良いとされ、
武道的にも足先の動きを隠すという実用的な用途からも袴装の普及に一役かったと思われます。

当時は初心者でも袴着用なので指導者から足先が見えないため、
初心者の着装法として前紐を帯の内側に折り込むことにより袴裾を上げるようになったそうです。

上達して有段者になったら、礼法に則った本来の袴装に戻すべきなのですが、
時代は変わり合気道を始めたばかりの初心者は袴を着けなくなりました。
今では男性と女性、級位や地域性(道場)によっても袴を着けさせる着けさせないがあり、袴に関する統一的な基準は失われています。

着装法に関しても前紐を帯の内側に折り込む方法と、
折り込まない本来の着装法が混在しているのが現状です。

初心者と有段者で着装法を変えるという風習は今でも一部の合気道部に伝統として残っているそうです。
しかしながら、そのように再統一するのは難しいようです。

「前紐を折り込まないのが本来の着装法で、折り込むのは初心者のときだけらしい」
という話をしながら地道に広めるしかないようです。


これらはある方から教えていただきました。
知らないことを教えていただきありがたいです。

そして広く知っていただきたいので拡散していただけるとありがたいです。

ちなみに私の袴の着け方へのご指摘としては本来左足から足を通すそうです。